あらきけいすけの業務日誌(?研究日誌になってない…) 過去の記述に手を加えることもある。 (現在の日誌)
検索エンジン経由のお客様へ。 検索のキーワードが先月以前の日誌 (9月 10月) に移っていることがあります。

Microsoft社のパッチのリスト マイクロソフト セキュリティ情報一覧
[おまけ] IE6のパッチの当たっていないセキュリティホールのリスト リストの公開を止めています。

FD研究会ー授業参観による教授法勉強会ー
10/24(金) 3コマ 20342 行(け/か)なかった
10/29(水) 3コマ 11061 行ける 病院の予約があるので行けない
11/20(木) 1コマ 21501 行けない(これって学園祭期間に近いな)
12/1(月) 4コマ 22115 ぼくの講義

高等学校課程変更に伴う科目内容の変更点についての勉強会
数学 10月29日(水)15:00〜16:00 行けない(病院の予約とかぶる)
化学 11月27日(木)15:00〜16:00
物理 10月23日(木)15:00〜16:00
生物 12月3日 (水)15:00〜16:00

11月14(金), 15日(土), 16日(日) 出張
11月21日(金)〜25日(火)大学祭期間で講義が無い。
11月21日(金) 岡山理科大学OUSフォーラム2003
11月22日(土) パラの忘年会(ここ数年行ってないなぁ)
11月25日(火) 修士論文中間発表会
11月28日(金) 某会食の予定
12月1日(月) 9:00 病院 整形外科
12月4日(木) 組合の大会
12月22日(月) 9:00 病院 整形外科
包帯暦21日 2003.11.30(日) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [研究というか過去の計算] 久々に非圧縮流体の行列力学の LaTeX ノートを読み返す。 2001年5月の段階で 3トーラス上の体積保存微分同相群 SDiffT3 の二つの表現 Ad と (∇×)-1Ad(∇×) の行列要素の間の関係式や Navier-Stokes (Euler ではなく!) 方程式の行列表現の計算を済ませている。 (Navier-Stokes 方程式の行列表現の部分の原稿が 「方法(仮)」に組み込まれていない。 なんでだったっけ?)

    [今朝もロイホ] 自宅だろうと研究室だろうと余計な本があると気が散っていけない。 手許にある関係の無い歴史の本や微分幾何学の本を ついパラパラとめくってしまう。 最近はこれに「うろうろしてしまう」というオマケが付く。 集中しないことこの上ない。 最小限の教科書と論文と鉛筆とノートだけの状態の方が、 まわりが多少うるさくても〈勉強〉何だこの括弧は(^^;に集中できる。

    学校に登る。 査読レポートを書いて送った。 数理研研究会『乱流の解剖 -- 構造とはたらきの解明』に申し込んだ。

包帯暦20日 2003.11.29(土) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [ヘンな夢から覚めた朝]
    ベルトコンベアのような上りエスカレーターに乗る。 ベルトは平らではなく不規則に凸凹とうごめいていた。 とても足元が不安定で立っているのが大変だった。 前には見知らぬおばあさんが乗っていたが、 降りる直前の激しい凸凹の揺れでこけ続けていた。 降り方を指南しようとしたところで、 目が覚めた。
     …どうやらこの夢を見ている時、 いびきをちょっとかいていたようだ。

     病院にガーゼの交換に行く。 包帯を取ると きれいな楕円形をした どす黒い水疱 (靴擦れ?) の跡が踝のあたりに出来ていた。 (痛みの感覚と見た目のギャップが極端に大きいなぁ。)
     診療費の払い方が変わっていることを知らず、 整形外科の受付の近くでぼーっと時間を無駄に過ごす。 診療費は 銀行のキャッシュディスペンサーみたいな機械で 払うようになっていた。 どうも前回の診療の直後に切り替わったようだ。

     カレンダーと手帳を買いに丸善に行く。 鉛筆程度の長さと太さと軽さの Faber-Castell 社の0.5mmのシャーペンを見つけたので、 うれしくなって衝動買い。 最近の国内のメーカーのシャーペンは いずれも万年筆のような太さなので心地よくなかったのだ。 そののち届いた棚を買いにイズミヤへ行く。

     昼寝を1時間ほどするつもりが夕方まで寝てしまった。 棚をクルマから降ろして運ぶ最中に 一歩だけ左外踝に「グリッ」とした感触があって 大いにビビる。

     夜。 ロイホで論文読み。 読みづらいのが英語のせいではなく、 内容が整理された文章になっていないせいだと気づくのに 数時間かかった。 勘弁してくれ(誰に言ってる?)。 気分転換に「あらきダイアグラム」をいじると Ad が Lie 環の準同型になっているという図形が描けた。 いまのところ図形計算は consistent.

     雨が降ったり止んだりの一日だった。

包帯暦19日 2003.11.28(金) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 雨。 昨日から気圧の谷が中国地方のど真ん中に居座っている。

    朝からいくつかの採点事務を自宅で行う。

    登校。松葉杖無し。痛み殆ど無し。 歩幅は小さく、左足けっこう内股気味にして歩いている。

    昼頃、 たまたま…ではなく4月の請求書の件で来た業者の人に、 校費で買う文房具や高価な器械等の購入の相談に乗ってもらった。 (シュレッダーの発注を忘れていた。)

    ポンプについて学生が質問に来たが、 「流体機械」というタイトルの本を探して調べよとしか 答えられなかった。 その後、貸し出しパソコンの件で話し込む。 就職活動の最中に奪われるのは大変だとのこと。 確かにそのとおりである。

    私学共済の加入者証の切り替えをする。 (その際 事務に行く途中で 一歩だけ左外踝に「グリッ」とした感触があって 大いにビビる。)

    近所の居酒屋で彼女の妹夫婦と4人で会食。 飲んでいる最中にイズミヤから発注した棚が届いたと電話が来る。 そのあとボクの部屋で団欒のようなもの。

包帯暦18日 2003.11.27(木) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 曇り空。 天気予報は午後から雨。 気象レーダーははっきりした前線が近づきつつあることを示す。 今朝は昨日の反省に立って松葉杖を持って出かける。 昨夜8時間も寝たせいか、 今朝の足の調子は良い。

    午後、2年生がHTMLについて質問に来る。基本的なタグを教えた。

  • [授業] シミュレーション設計学 II (第10回)
    極配置の最後のステップをまったりと…。 行列が疎な場合の逆行列の手計算では、 Gauss の消去法を使うよりも 連立一次方程式を解いた方が速い。
    fopen() の使い方について。
  • [随想] ここ一、二ヶ月を振り返る。 川に喩えるなら、 瀬と淀みが両方とも存在しているようだ。 仕事は完全に淀んでしまった。 日々を乗り切るだけ。 ケガのせいや他人のせいにはしたくない。 …が、 ケガで動作が億劫になったりとか、 有能な人が失われることで こうもやる気を殺がれるものかと思う。 生活のペースは良い方に急に変わりつつある…たぶんね。 多分、変化の激しい「時間」に突入したんだと思う。
包帯暦17日 2003.11.26(水) 前日 当日 翌日 コメントする
  • いい天気。 今朝は朝食がおいしかった。
    踝は疼く。 登校時は岡大北口からバスに乗った。

    ある学生を表彰する会への参加と某委員会の傍聴とをすっぽかす。 学生の顕彰は次回の福祉システム工学演習の際に行おう。

    帰りは歩いて帰る。 途中めし屋に寄って、 足を休ませた。 それにしても踝の腓骨筋腱(が図版を見る限りでは走っていそうな)あたりに沿ってつっぱるような疼きが走る。 楽になったり突っ張ったり。
  • [授業] Haken読みは続く、、、。

    福祉システム工学セミナー(第10週,後半第2回)
    コンピュータの基本構造 (といっても 「中央処理装置」 「主記憶装置」 「入力装置」 「出力装置」 ) を丁寧にしゃべっていたら時間を食った。 1から10000まで足すプログラムを宿題に出す。

  • [研究室で買いたいものリスト]
    [1]CD-RW: バックアップ用、 [2]A4の紙を大量に(卒研前なのよね)、 [3]クルマ班の整理用の棚、 [4]貸出PC用の整理棚、 [5]研究室整理用の棚(古くなったPCなどの不用品を置く)、 [6]ルータ (スイッチングハブとしても使える家庭用程度)、 [7]液晶プロジェクタ(これは希望)、 [8]昨日のペンデジタイザ(これは希望)、 [9]シュレッダ、
  • 昨夜は高校物理の問題を10題ばかりLaTeX化した。
包帯暦16日 2003.11.25(火) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [今日まで学祭期間] 朝から病院に行って水ぶくれのあとを見てもらう。 腱に沿って貼っていたスポンジを抑えすぎていたようだ。 足首を固めようとして履いていたパラ靴で チョコチョコ動いてたのが良くなかったか。 (OUSフォーラムくらいの時から怪しかったんだよね。)
    …それはそうと、電子カルテへの書き込み大変そうだなぁ。 ここで打ち込んだデータっていつバックアップされるのかなぁ。 カルテをこんなやつ (ボールペンを使うデジタイザ) を使って書くという手段はないんだろうか、とも思う。 (字の汚い人はやっぱり苦労するかもしれないが。(^^;)

    先週の土曜日()、 ボクをブルーにしてくれたノートパソコンを業者に修理に出す。

    修士論文中間発表会。 よくまとまったものもあり、ツッコミどころ満載のものもあり。 (^^; 微小重力下での燃焼実験というものは面白かった。 数10cmの落下で燃焼は終わるので大仰な装置は不要。

    柳瀬さんから物理学会員に対するアンケートの相談を受ける。

    アパートに帰ると 食事の準備が着々と進んでいるという 初めての経験をする。

包帯暦15日 2003.11.24(月) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [引越し2周年] 2001.11.24には大したことを書いていないなぁ。

    「テレビで皆既日食の中継やってるよ」 と佐世保から連絡が来て目覚めた朝。
    アシモフの短編を思い出す。 それは、 迫力のある日食の映像を撮る競争で、 飛行機をチャーターした奴が 宇宙船をチャーターできた奴に 映像の迫力で勝つというもの。 雲の上に落ちる月の影をリアルタイムで追跡するというもの。 スペースシャトルからだったらどんな光景になるのだろう。

    部屋の片付け決行。 机、椅子を購入(今まではコタツで作業)。 キャスターつきのスチールワイヤーのラックを一本購入。 (イズミヤには一本しか在庫が無かったのだ。 仕方なくもう一本は発注。) パソコンを暫定的に置く。 ジャックから延々と伸びてトグロを巻いていた電話線を整理する

    炊事用具を部屋に持ち込んだりとかして 引越しのような割には、 ノタノタした一日を済ませて、 夕食は皆既日食の特集番組を見ながら鍋をつついた。 南極での日食なので月の影がかなり細長い楕円になることに、 ボクはテレビを見るまで気が付かなかった。 地平線すれすれに浮かぶ太陽の日食、 月の楕円形の影が空を走る様子がきれいに撮影されていた。

包帯暦14日 2003.11.23(日) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 昨日来の冬型の天気で寒い朝。 良い天気。
    昨晩、灯油を買いに行き、温風ヒーターを今季初めて使う。
    今朝、 包帯を巻き直してもらう。 踝の上に大きな水ぶくれのようなものが出来ていてビックリ。 一昨日に巻き直してもらったときは何とも無かった(…はず)。 ケガの場所からはずれている。 火曜は朝から病院に行こう。
  • [研究ではないな、愚痴だ] 判っていること (1) Hamilton の原理から導かれる圧縮性完全流体の運動方程式に現れる p は平衡系の熱力学に現れる圧力である (というか 断熱平衡系の状態間遷移の式をそのまま流用して 既知の Euler 方程式を導くことができる)、 (2) 流体の運動が非圧縮近似できる条件は 直観的(定性的)には 「流体の運動が音速に比べて十分に遅いこと」である、

    …なんて面白くないことはどうでもいい。 愚痴をこぼすのを切り上げて学校に行く。

    …でもって、 学生の「釣りロボットの起動実験」に付き合う。 岡山空港の近所の山奥の溜池に行く。 左足がズンズン疼く。 水ぶくれを潰したみたい。

    …そののち帰宅。 やっぱし潰していた。 以降は自宅でおとなしくすることに決めた。 コンビニのサンドを頬張りながら、 「起動実験」の最中にメモを書きとめていた 随伴表現の「あらきダイアグラム」の計算ルールを 整理しようとする。 いままで覚えられなかった 随伴表現と余随伴表現との間の往来のルールが 図形の書き換え則として簡単に出てきた。

    …が、あまり面白くないのというか先に進まないので、 昨年の4月におおしだ君からもらった 理想ダイナモ方程式の固有値問題の固有値の値についての メールを読み返し、 よくまぁこんなエレガントな説明を すばやく思いつくもんだと感心する。

    …が、あまり考えがそこから先に進まないというか、 随伴表現の行列の性質としてあまりにエグイので、 気分を変えて Virasoro 代数と呼ばれる Lie 代数上の変分問題を解いて KdV 方程式を導いてみた。 ut + (uu)x + c uxxx = 0, ct = 0 を導くことが簡単に出来た。 (ふーん。 ut + (uu)x + uxxx = 0 だけが取り出されるという数学的な組み立てではないのね。) これは面白い。 計算練習に KdV を積分してみたいなという気になった。

    OUS フォーラムのあとに 丸善で買った ムロディナウの 『ファインマンさん 最後の授業』を 読み進む。

包帯暦13日 2003.11.22(土) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [反省] 去年の12月19日の日記を読む。曰く
    「10年後の自分がどうなっているか」 についてはまったくイメージできないが、 「10年後の自分が今の自分をどう見るか」 についてはイメージできる。 いまボクができることを、 いまボクが実行する。 それ以上のことを、 ぼくはなし得ない。 なさなかったら悔いを残すだろう。 「いま為さないことによって悔いている自分」なら想像できる。

    ここ一ヶ月の自分の行動を省みて慙愧に耐えぬ。 年を追う毎にボクはダメになっていないか?

  • 大学祭初日。 自衛隊側からクルマで入ろうとしたら、 門番の学生に止められ、 理由の説明もなく正門に回れとの指示。 ところがこのゲートの手前では転回できない。 一旦ゲートを通過して転回して正門に回った。 正門で 「学生の教育のために20号館へ行くことを許可願いたい」 と大声で要求したらあっさりと通してくれた。 その際に「指示を出している親玉は誰だ」と聞いたら、 学友会幹部ということしか知らないという話だった。 下っ端というのは哀れなものである。 理科大はどのパートであれ「アタマを張る」奴にロクな(以下略)。

    学生のシミュレーション設計学の学習に約束どおりに付き合う。

    PC の再インストール。 Dynabook に不調。 動作の再現性の無さは以下のとおり。
    1. IE を利用中に IE が落ちた表示が出て、 ダイアログに応えたらブルー画面でコアダンプ(?)開始。
    2. 起動時にブルー画面でコアダンプ(?)開始。
    3. うまく起動して Windows Update をしようとしたら IE が落ちたので、 再起動するために終了しようとすると、 ブルー画面でコアダンプ(?)開始。
    4. 起動中に SymTPEnh.exe, TFncKy.exe のエラー表示を出す。 一応まっとうに起動したように見えた。 終了しようとするとブルー画面でコアダンプ(?)開始。

      この辺でめげてしまう。 火曜日の10時頃に業者に回収してもらうよう手配した。

    別の PC の Office 2000 と AutoCAD LT 200i の再インストールは順調。

    留学生からソフトウェアを作成できるようになるには という相談(?)を受けた。 API について説明した。

  • 昨晩の宴会は辛かった…四川料理が(ToT)

  • 昨日のことOUSフォーラムの場で聴覚障害の話を聞く。

    [1] とある人は重度の聴覚障害なのだが、 その人が愛用している補聴器は、 補聴器の専門家からみてもどうしても 「ノイズだらけで性能が悪い」 補聴器なのである。 ところがその人がその補聴器をつけると会話が成り立つのである。

    [2] とある人は重度の聴覚障害なのだが、 電話の受け答えは補聴器をつけなくてもスムーズに出来てしまう。 詐病ではないかとの疑いが持たれたので調べにいったそうだ。 すると確かに重度の聴覚障害なのだが、 何故だか電話を用いるとちゃんと聞こえていて、 演技ではないと判定されたそうだ。 その人は図書館の司書を普通にこなしているそうだ。

    以上の二つは脳内での音声パターンマッチの不思議なのでは。 ボクは未だに雑踏の中で隣の人と会話が出来ることが不思議。 いろんな周波数の音がいろいろな振幅で混ざっているのに、 特定の音声パターンに「注目」できること。 例に挙げた二人もきっとパターンマッチの能力はあるのだが、 そのマッチする、 というかスクープアウトするパターンが 「普通の」人とは異なっているのだろう。

    [3] 年寄りの聴覚障害(「耳が遠くなる」と呼ぶやつ)は 周波数の高いほうから性能が劣化するので、 「おぢいちゃんに聞こえないようにヒソヒソ話をする」と かえって声の周波数が低くなってしまい おぢいちゃんに聞き取りやすい音域になってしまう。 悲惨なのはヒソヒソ話の方がかえって良く聞こえてしまうので、 日頃は聞こえないフリをしているのではないか と不信感を持たれてしまう場合があることだ。

  • 養老孟司, 『養老孟司の〈逆さメガネ〉』, (PHP新書 263, 2003) を読んでいて次の文句にであった。
    それ[東大紛争の後始末]でいくつか教訓を得ました。 まず第一に、 まじめで有能な人たちを集めると、 困ったことに、 なんとか悪条件を切り抜けてしまうということです。 前向きならいいんですが、 後ろ向きの典型、 紛争の後始末じゃないですか。 切り抜けると、 抜本的な改革ってできないんです。 みんながバンザイしちゃえば、 むしろなんとかなって、 ご破算で新しくやり直すけれと、 バンザイしないで、 どうにかこうにか、 うまく転がしちゃった。 (ibid., p.61)
    「まじめで有能」って書いてあるのだが、 どんな能力が優れていたのだろう(^^; 悪条件を環境を変えずに切り抜けるということなので、 やはり状況を糊塗するに巧みであったということなんだろうね。 「ふまじめで無能」な方が却って全体のためになったのだろうか とも思ったが、 身の回りを顧みれば(以下略)
包帯暦12日 2003.11.21(金) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 天気、良いんだか悪いんだか判らない。 曇り空。 今朝は専属の看護婦さんに包帯を巻きなおしてもらう。 それからロイホで楽しい朝ごはん。
    PCの再インストール2台処理の予定。 OUSフォーラムへの移動はその後。 OUSフォーラムの後、何人かの教員で夕食会の予定。

    登校の途中で久々に岡大生協に立ち寄る。 本屋のレイアウトが大幅に変わっていたのでビックリした。

    OS の再インストールをして Windows Update をするのに2時間ほどの手間を食った。

  • [scraps]
  • [研究ではないな、これは] 、、、で、昨日の続きの愚痴なのだが、 変分問題の計算法の形式的適用ではなく、 質点系の Lagrange 力学とのアナロジーを取る立場では、 速度場の変分は流体粒子の仮想変位を用いて δut = (dξt/dt) + [ ξt , ut ] と書ける(のは日記に何度も書いた)し、 ut と δut の時系列から ξt を構成する方法も見つけた。 何が見えていないかというと、 作用積分に質量保存とエントロピー保存の拘束条件を導入したもの
    S = ∫dt∫dx [ ρt(x) ( |ut(x)|^2/2 − E(ρt(x),St(x)) )
               +λt(x) ( ∂ρt(x)/∂t +∇・(ρt(x)ut(x))
                 +μt(x) ( ∂St(x)/∂t +ut(x)・∇St(x) ) ]
    に対して速度場の変分 δut を Lin の拘束条件を一切考慮せずに無造作に取るアプローチが 一体どのような状態空間を想定しているのか未だに見えない。 というか微分同相写像群を配位空間に据えて、 アタマの中をスッキリとさせ過ぎて、 かえって他の定式化の方法の本質が見えなくなった。

    Euler方程式の導出を自力で構成できたのが、 去年の今ごろだったのね(cf.2002.11.23)。 その時点から遠いところに辿り着いたのか、 ε近傍をうろうろと運動しているだけなのか。

    書いてて思う、 LaTeX-2-mimeTeX なんてものがいずれできるのかな?

    日記を書く量と3mm方眼の生協A4ノートを書く量が 相補的になっている。 研究者として宜しくない状況かも。

包帯暦11日 2003.11.20(木) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 朝からそぼ降る雨。 今朝はなかなか目が覚めなかった。 5時頃にいつものように目が覚めて、テレビをつけたのだが、 気が付いたらテレビの時計は6時近くを示していた。

    [画像] 不覚にも笑ってしまった: かわいそうなNemo
    たしかにまずそう。 経営コンサルティング(?)をなりわいとしているひとの日記。 結構、「硬い」話題が多くて面白いのだ。 まぁたまにはこんなのあっても。

  • [授業] シミュレーション設計学 II (第9回)
    先週の続きで線形化した運動方程式を行列形式に書き下して、 極配置問題の書き換え行列を求める。 ベクトルの行列の積の計算をする C 言語ソースを解説。 と言っても以下の部分だけ。
     for( j=0 ; j<N ; j++){
         for( i=0 ; i<N ; i++){
             c[j]= c[j] + a[j][i]*b[i];
         }
     }
     
    ファイルのI/Oを教えなきゃ。

    土曜日の10時から学生の学習に付き合う約束をする。

  • [scraps] Google 関連で次の記事を教えていただいた。 有難うございます。
    Googleを通して見える世界
    [Pierre Lazuly 著, 岡林祐子 訳, ル・モンド・ディプロマティーク日本語・電子版 2003年10月号]
    Google ランクの持つ性格を悪用することで、 ウェブ上でのアピール力、 影響力を持つことができることについて。

    この記事と直接の関係はないが Google 関連ではこんな指摘がある。

    Google八分の刑 [圏外からのひとこと]
    これは別の視点からの Google の問題点の指摘。 逆に Google 社自身が 特定のサイトのアピール力を消してしまうだけの 強大な力になっていることの指摘。

  • [PC=(ToT)] 起動はするが スタートボタンもフォルダウィンドウも効かなくなったマシン1台。 daemon.exe に関するエラー表示が出ていた。 それ以上にその学生が、 ウィルス対策ソフトのアップデートについて全く知らないときた。 実践的にパソコンを使うための基礎知識を教えていない と反省する。
  • [研究ではないな、これは] 流体の運動を形式的に変分原理から導く際に、 ボクが取った方針は 仮想変位に伴う物理量の変化を 変分ベクトル場で書ききってしまうというものだった。 困ったことに Lagrange の未定乗数を導入するやりかたとの違い というか兼ね合いが判らない。 …という状態は以前から続いていたので、 ここらで詰めて考えてみよう。

    homentropic という「言い訳」は流体力学の教科書ならば 大抵1回は登場するように思うのだが、 圧縮性流体の場合には、 これは「温度分布は一様ではないよ (というのも 断熱曲線に沿った温度の変化が 密度の変化に伴って生じるからね)」と言ってることになると思う。 この温度勾配のために熱の移動が生じると言っていいの? (変分の時は断熱壁で閉じ込めたんだけど。)

包帯暦10日 2003.11.19(水) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 天気いまいち。 朝からアタマぼぉぉぉ(またかい!)。 今朝はロイホで楽しい朝ごはん。 二人で飲む朝のコーヒーはおいしい。
  • [授業] 福祉システム工学セミナー(第9週,後半第1回)
    タワー型パソコンの内部を見せてパーツについて解説した。
  • [研究] 土岐方面から研究発表会の案内が来ないな。
  • [scrap] mimeTeXにそのうちチャレンジしよう。

  • [省察] 『「破れ窓」理論に対抗できるリベラリズムが必要だ』
    崎山伸夫のBlog 2003年11月14日
     このブログを読んで昨日の「感想」を晒すことが恥ずかしくなった。
     [メモ] リベラリズムが成り立つためには、 基礎インフラである構成員が「判断能力のある大人」(cf.抜書き2002.2.5)であることが必要だと思う。 人間の成長を考えると、 生まれたばかりの赤ん坊は「判断能力」を持っていない、 成人になれば(いやでも)「判断能力」を持つ(とデフォルトでみなされる)。 その途中の段階は、 大人の立場からは「子供の判断能力を育てる」状況であって、 そこにはパターナリズム(cf.定義の抜書き2002.6.2)の要素が必ず入る。 パターナリズムには「叱る側」「叱られる側」の二つの構成要素がある。 パターナリズムの「叱られる側」には 「(自由主義の主体である)大人」 としての要件が(多かれ少なかれ)欠けている。
     [メモ] いままでパターナリズムの「叱る側」であった社会制度、 習慣が、 機能不全に陥っている。 東氏の気分に合わせると(?)、 不全の原因として「大人が自分を甘やかしている」側面があると思う。 今回の横浜市の提案は そのパターナリズムの機能不全を 行政が(極めてヘンな形ではあるが)肩代わりしようという話である。
     [愚痴] 自由主義の構成員とはみなせない側面がある「子供」が絡む話は、 自由主義に基づいた倫理学の問題を考える以上に難しいな。 今日はここまでにして、「小言こうべぇ」をやりながら、 考えていくことにしよう。

  • 昨夜、 Google のランキングの仕組みについて知る。 リンクを沢山張ってもらっているほどランクが高いのか。 他のページに依存しているのね。 Google の人気の秘密
包帯暦9日 2003.11.18(火) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 良い天気。
    包帯を巻きなおす。 「腱が通っている鞘(筋肉を通すパイプ構造があるって不思議)が踝の裏からずれないようにして、 そのあたりにある靭帯をガードするような感じで巻く」 って、 多分こんなもんだろうと想像しつつ巻く。

    パラ靴生活続行中。 今日はバス通学。 ほとんど問題なし。 取り立てて痛みのようなもの無し。

    歩いて帰宅した。 階段を下るときに若干気をつけねば。

  • [授業] 福祉システム工学実験(第8回) データ整理
    今日の班は最小二乗法の計算ができるまでに時間がかかった。

    昼休み。学生が数人質問に来る。 Denavit-Hartenberg 表記 (Denavit-Hartenberg frame assignments) …というよりは同時変換行列 (homogeneous transformation matrix) の意味について。 (去年も2002.11.17にこの質問を受けたなぁ。) それと昨日出した宿題である、 点と平面の距離の公式の導出の途中について。

  • [東氏の日記への感想] この日記の読者には身近な学生もいるので 彼らへの説教のつもりで書く。
    「もし自分が16ぐらいだったら、 素でフザけんなとか思いませんかね?」

    30代にもなった大人が こんな身勝手な言葉を 無造作に口に出してはいけません。 ほんとうはプライベートな日記スペースなので何を書いても良いのです。 でも今回は、 ブログやコメント欄が持つ 不特定多数に開かれているというパブリックな性格との ミスマッチが極端な形で出ただけだと思うのですが。 たとえばボクは日頃、こう感じています。

    親に毎年100万を超える納付金を払わせておきながら、 授業をまじめに受けない、私語ばかりする学生がいる。 もし自分が彼らの親だったら、 素でフザけんなとか思いませんかね?

    もちろん「ふまじめな学生」に腹を立てても始まりませんから、 まじめな学生にはとことん丁寧な教育を提供しようと思いますが、

    不真面目な学生に対しては 「アンタらの事は (受忍限度の範囲内で) 放置しておくから、 ゼニだけオレたち教員に貢いでくれ」 と考えることにしています。 もし彼らの親がこれを聞いたら、 素でフザけんなとか思いませんかね?

    もちろんその一方でこう考えることもできます

    18歳を越えていながら中学、 高校並みの対応が必要な程度の精神的成長しか出来ていない (ように、どうしても感じてしまう) 育て方をしている。 その程度の育て方しかできない親がいるなんて、 素でフザけんなとか思いませんかね?

    と、このように 「自分の立場から不満をぶちまける」 だけならば簡単です。 なぜならいろいろな人がその人の立場で不満を感じていますから。 だから議論の場(になりそうなところ)で、 不満を「素で」ぶつけてはいけません。 誰かがそれをやれば、皆が自分勝手な不満を言い始めます。 収拾が付きません。
     大人は不満を 「不満の原因を取り除くことで」 解決しようとするものです。 「不満」を理論的に分析すれば、 「理想の状態」 と 「現実と理想のギャップ」という二つの要素が必ず存在します。 まず、 (1)「理想の状態」が本当に理想かどうかを吟味し、 (2)「現実と理想のギャップ」がどこにあるかを見定めて、 (3)それを埋めるために自分ができる行動をするということが大事なのです。

    (話はかわって) ウェブ上で有意義な議論をするのは難しいよ。 まず参加者がみなポジティブであること。 みなが他の意見のポジティブなところを掬おうとすること。 多様な意見に寛容であること。

    コメント欄に「自分が16ぐらいだったら わざと夜遊びをやって 親を困らせてやる」 という趣旨の書き込みがあった。 まぁ 悪い子ってのは そんなもんだな。 「ふざけんな」なんて不満のレベルに留まることはしない。

    …ところで、そこでこのページを読んでいる君! 「どさくさ紛れて、不満ぶちまけてませんか?」 なんてツッコミ入れないように(^^;

包帯暦8日 2003.11.17(月) 前日 当日 翌日 コメントする
  • すっきりと晴れた朝。

    包帯に切り替えて1週間。 かなりユルユル。 固定になってない (…ってゆうか就寝時に結構、足首グリグリ動いてると思うんだが)。 巻きなおしてもらうにしても、 待ち時間を考えると気が進まない。 こんなとき あらき専属の看護婦さんがいて、 包帯を(以下略)。 パラ靴生活は続行しよう。

    階段を2階分下りることに成功。 まぁゆっくり歩けば問題はなさげ。 そろそろバス出勤に切り替えてみよう。

    [12:30頃] 10時半頃から、 このサーバが落ちてたみたい。 それにしてもここ数日 I'm Feeeeling Lucky 経由での 『大量○壊平気は見つかりません』へのアクセスが多いな。

  • 数日前に言及した東浩紀さんの日記のコメント欄が荒れて閉鎖され、 日記の更新自身も停止をするという宣言が出た。 東氏は著作家として著名であるので、 はてな参加者以外にも数多くの読者がいるはず。 11月16日の日記には
    さて、内容が政治的になったり理論的になったりするとどうなるものなのか、 いくつか観測気球を飛ばしてみたのです。
    とあるのだが、 荒れた日の記事は (1)だれもが取り付きやすい内容で、 (2)東氏の態度が詰めの甘い「感想文」でしかなかった、 (3)東氏の文体が低俗であった というのがコメント欄が荒れたひとつの原因だと思う。 (もちろん「掲示板」は荒れ出すと自律的に暴走を始めるものだが。) スタートの記事のレベルが「○ちゃんねる」程度だったのである。

    [追記:感想] 掲示板が荒れるということは、それだけ書き込み易い、 心理的に閾の低い状況ができていたということでもある。 日記の主である東氏自身がコメントで 「素でフザけんな」という品の無い表現をとった時点で、 多少下品で推敲されていないレスに対する閾を下げる効果が あったのではないか。 議論の呼び水としては「良い」日記だったのかもしれない。

  • [今日のSPAM] まずはアドレス 499job@yahoo.com の Lee Kessler さんからのメール Subject は

    LIVE LONGER with H-uman...G-rowth...H-ormone...giolla

    成-長ホノレモソで長寿を手に入れるですか。 ヤバげですね。

    H-uman...G-rowth...H-ormone Therapy
    "Overall deterioration of the body that comes with growing old is not inevitable."---Dr. Daniel Rudman's in the New England Journal of Medicine.

    じゃあその成-長ホノレモソはどこから手に入れるのでしょう? きっと詮索してはいけない世界が待っているのでしょうね。
     続いてはアドレス wwlottouk_promanager@uk2.net の Joe Finn さんからのお知らせのメールです。 こんなうれしいことが書いてありました。

    Congratulations Category A prize winner! You have been selected as one of two winners of the Worldwide Premier Lotto UK

    …うーむ、もう一人って誰だろう。 何十万人かいるのかな(^^; なんとなく「今日の占い」で1番になったような気分ですね。

  • [授業] 福祉システム工学演習(第8回)
    今週から剛体の運動方程式の話を始めていきたいと思っている。 が、 行列の核空間の話を整理するほうが先であろう。 線形代数を教えるために連立一次方程式の解法にこだわったが、 ここまで時間をかけて良かったのだろうか?

    もう一度、カレンダーを見直して、来週は講義が無いことを見越すと、 今週1回で空間図形の方程式 (直線、平面、球面) の基礎を教えておく方が先だと考え直す。 剛体は12月に入ってから3週連続話にしたほうが良さげ。 内容がオムニバスだとこれが出来るのでありがたい。 (トレードオフとして予習をさせられないけど、 復習を宿題という形で強制すれば補償は出来よう。)

    球面の講義が出来なかった。 次回にまわす。

  • [scrap] 生殖医療によって生まれる子供と法 [バーチャルネット法律娘 真紀奈17歳]
    最近、スクラップした記事関連。 法律関連の説明。
包帯暦7日 2003.11.16(日) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [自慢話] 滋賀の大学に通う従姉妹が佐渡裕の指揮で演奏したそうだ。
    佐渡裕氏のオフィシャル・サイトってあるんだ。

  • 今朝、シャワーを浴びた際に 包帯をビチョビチョにしてしまう。 ビニール袋できっちり覆ったつもりだったのだが。

    出張業務2日目。

    …そして無事終了、 つまり試験を定刻通り実施し、 受験者全員分の答案用紙を無事に大学に届けたということ。

    あすの授業の準備が要る(ToT)

    [夕刻] …あー、宿題の丸付けうぜぇ。 だいたいよぉ、 第1問でコケてるのに それを使う第3問ができるわけねぇだろ。 写すんだったら第1問からちゃんと写せよ、バカ、カス、ボケ。
    と言っている一方で真面目にやってひっかかっているのもいる。 まだこっちがマシ。

    ミスの震源地は一体どこのどいつだ!

    丸付けが済んだ時点で帰る。 久々に大きな道路を運転する。 運転の感覚はいままで通り。 今日はたのしい晩御飯だった。

  • [ミもフタも無く] 大学入試ってこんなもの。 試験監督の休憩中にこんなもん書くなよ!

    入学試験とは学力を測る行為ではなく、 学力をネタに足切りの線引きを行う行為である。 東大、京大に入った人は、 学力があったから入ったというよりは、 そのときの受験生集団、そのときの問題に関して 点数がたまたまボーダーラインの上にいたというだけである。 出題された問題によってボーダーライン付近の人間は ごっそりと入れ替わる可能性がある。 もし本当に学力を測っているのならば、 入学定員に関係なく 「学力水準」を達成した人に入学許可を与えるというのが、 スジが通っていると思う。 教員と教室をどう割り当てるかという経済的な理由があるから、 学力に拠らず毎年、一定数の学生を入学させているのである。 (入試は「公平」かについては2002.6.1に意見を書いた。)

    入学試験とは学力を測る行為ではなく、 学力をネタに足切りの線引きを行う行為である。 だから良い入試問題とは、 (1)その大学のその年の受験生集団に対して、 (2)点数の分散が大きくなる (したがって線引きがやり易い) ような、 試験問題である。 東大にとっての良問を岡山理科大に出しても誰も解けないし、 岡山理科大にとっての良問を東大に出しても点差が付かない。 自分の大学の「身の程を知る」ことが良い出題の前提条件である。

    入学試験とは学力を測る行為ではなく、 学力をネタに足切りの線引きを行う行為である。 それでは本当の学力測定はいつ行われているかというと、 (敢えて言うならば)志望校を選択した瞬間であろう。 そこで自己の学力に対するシビアな評価が行われている。 (ただしこの議論がデタラメな理由は、 (1) 例えば「○○が勉強したい」とか「○○先生に師事したい」 といった動機付けを無視している点、 (2) 学力がいわゆる偏差値による大学ランキングと 強い正の相関を持つ という仮説を採用している点にある。)

包帯暦6日 2003.11.15(土) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 出張業務1日目。 指示書き通りに準備、 実施を行う。
    緊張するのは実施後なのである。

    仕事の後、 宿に戻って昼寝をむさぼった。

    夕食時。 外を見やると雨。 明日の朝まで続くのか?

    テレビを見る。 沖縄の海底遺跡の映像を見る。 この遺跡は一体何個の岩から成り立っているのか、 気になった。 一枚岩を切り刻んで出来ているように見えるからだ。

    テレビを見る。 武蔵丸引退。

包帯暦5日 2003.11.14(金) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [にほんごであそぼ (NHK教育)] 夕刻、 会場の準備が済んで、 宿でテレビを見るとも無く見ていたら …野村萬斎が風船と戯れながら中原中也の 「汚れつちまつた悲しみに」 を狂言調で朗読をする。 あまりのシュールさにぶっとんだ。 やはり教育テレビ侮り難し。

    [電話] 相談の電話2件。 「おさかな」と「DVD」関連。


  • 今日から出張。 冴えないスーツの上下にパラシューズといういでたち。

    昨夜は思い切り早寝した。 今朝5時半頃に目が覚めて、窓の外を見上げたら、 南の空を南東の方向に星が一つ動いていた。 一瞬、ビックリした。 人工衛星を見るのは久しぶりである。

    今度の選挙で保守新党が吹っ飛んだ。 公明党の発言力が増すのだろう。 社会民主党が壊滅し、 土井党首が辞任した。 共産党が退潮した。 リベラル軸の受け皿としての機能を民主党に奪われたせいだろう。 投票率は全体で6割を切った。 都市部はもっとひどいだろう。 TVニュースの街頭インタビューの二人に一人は 投票に行っていない人々なのだろう。

    三中さんの日記 "tagboek" 2003年11月13日
    とりあえずスクラップ。 統計学的処理とその解釈に関して。

    azuma.com@はてな 2003年11月12日東浩紀さんの日記
    時々見に行く日記。 複数の日記で言及されていた。
    『「少年深夜外出」に親への罰則規定、横浜市が提案へ』 という記事に対する東さんの反応。
    コメント欄の彼自身のコメントに 「いまこの国は、とにかく不安解消のため仮想的[1]をあちこちに探そうとしていて」 とあるのだが、 日記本体の 「普通に考えて、この国がいまメチャクチャなのはバブル期にいい気になっていた年長世代(世代名を出すのは控えよう)が原因なのであって」 という発言自身も仮想敵を探すという態度に陥っていると思う。 (というのも、 社会の出来事は複合的であり、 ある出来事の原因を特定するのは難しいはずだからだ。) メチャクチャなこの国をマトモに戻すために どんな行動があり得るかということへの ALTERNATIVE(S) が文章中に提示されていないし、 ALTERNATIVE(S) 探索への意思も示されていない。 日記は基本的に雑文で私的なものとはいえ、 知識人の態度としては三流だと思う。
    [1] 多分「敵」の誤記
     東氏とは「この国がいまメチャクチャ」という視点は共有できるかもしれない。
     ボクは少なくとも大学の中では「小言こうべぇ」をやるよ。 それがぼくにできる「メチャクチャなこの国」へのレジスタンス。

    7月8日に作った、 「大量破壊兵器が見つかりません」は、 未だに google の I'm Feeling Lucky の地位に留まっている。 google の仕組みはいまいち分からないのだが、 一旦 I'm Feeling Lucky になると google 経由のアクセスがさらに増えて、 さらにランキングが強固になるという循環が生じているようだ。 (が、基本事実としてアクセスは少ない。 だれかがどこかに貼らなければ、10アクセス/日も無い。 『大量破壊兵器』への世の関心は薄い…と、 短絡的に結論を出してはいけないのだが、 ちょっとは反映しているかもしれない。) 昨夜、 どこかのゲームの掲示板に貼られていたので、 久々にアクセスが急増した。 こういうことがたまにある。

    [11/19] google のランキングはこんなものではなく、 「リンクされている数」 で決まる(部分がある)らしい。 Google の人気の秘密

包帯暦4日 2003.11.13(木) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [授業] シミュレーション設計学 II (第8回)
    台車・振子系の Lagrangian を求め、 Euler-Lagrange の方程式を導出し、 不安定平衡点のまわりで線形化する。

    [Tips of the day] 筆ペンのペン先に修正液がくっつくと極端に書きにくくなる。

  • [あれこれ]
    12:00頃 行列の kernel について質問1件
    12:30頃 実習室の清掃
    13:00頃 ウェブページの作り方と 行列の kernel についての質問に一気に答え始める。 どうも今週の板書は kernel の説明が不十分だったようだ。
    14:30頃 昨日 blaster に罹った PC の Windows Update を行う。
    15:30頃 blaster 処理と MS03-049 関連のメールを投げる。 明日の会議の資料に目を通すが、何が議論の要点かわからん。

  • [さぁ仕事] …と、エレベーターに乗ろうとした瞬間、 くるぶしの辺りにズキっと痛みが走ってビビった。 折角、収まりかかった腱を外しかかった? 靴紐を締め直す。 やっぱ松葉杖は手放さない方が良いか? リハビリ第2弾として 来週からはバス通勤に切り替えようと思ったけど 大事をとるか?

    [ヨタ話(?)] 昨夜、 「女は出産、育児で大変だ」という話をしていたら、 妙な方向に話が逸れて行った。 生物学的に考えれば、 確率 1/2 で男を妊娠するか女を妊娠するか決まるのだが、 確率 1/2 で男妊娠するか女妊娠するか決まるとすれば、 ちったあ世間の男どもの考え方も行動パターンも変わるだろう …ってな話になった。 (そんな事になったら、 どんな会話が交わされることになるのか想像してみたが、 ここに書くのは止めにしておこう。) さて子供を体のどこに抱え込むのやら (どこに収めるにしても想像したくないな)。

    小学校の時に流行ってた 「ヘンな想像豊かな子」 ってからかい文句を思い出す。

包帯暦3日 2003.11.12(水) 前日 当日 翌日 コメントする
  • パラ靴2日目。 朝から銀行に行って家賃の振込みの継続の手続き。 (駐車場に入れるとき、なぜかパワステが効かないので、ビビる。 駐車場から出て以降は問題なし。 何だったんだ? マシンの動作で再現性が無いのは不気味。) それからようやく礼服をクリーニングに出す。

    たのしい晩御飯。 久々に近所の居酒屋に行く…松葉杖をつきながら(^^;

  • [授業] 福祉システム工学セミナー(第8週,前半試験日)
    授業ノートのチェックを行う予定。
    まとめられたノートを前にして若干、呆然とする。 アドリブで書いた板書への対応力が弱すぎる。 まとめる能力をどうやってトレーニングしたらいいんだ? 昨日の話し合いとも通じるテーマ。
  • [scrap] 親子関係ネタ
    亡夫の凍結保存精子で出産、親子関係認めず…松山地裁
    とりあえずスクラップ。
包帯暦2日 2003.11.11(火) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 『ビルを殺れ Kill Bill』 このポスターがツボにはまった (^^;
  • 実験の後、入試の打ち合わせ。 (久々にパラ仲間の怪鳥さんに会う。) 金曜日は13時に集合、 そのまま岡山駅へ向かう予定。

    その後、某先生と某講義について話し合い。

  • 今朝はパラグライダー用シューズ (登山靴みたいなもの) を履いてクルマで出勤。 パラシューズは足首を固定してくれる、とりわけロール方向(向きの呼称の図)の捩れがかからないので便利。 ちなみにこんな靴を履いての運転は 大佐山でしょっちゅうやっていたので 慣れっこである。 自分のクルマならマニュアル・トランスミッションで、 狭い上り坂の行き違いで坂道発進だって出来るんだぃ。

    昨夜のこと、 いつものようにロイホで考え事をしていたら、 卒業生の M 君が彼女と入ってきた。 元気そうで何よりである。 (ケガして思う、 無病息災は何よりの果報。)

  • [授業] 福祉システム工学実験(第7回) 引っ張り試験
    途中で試験監督の会議に 出なくてはならない 出た。

    12時よりプログラミングの 指導の予定 指導をした。 構造化の仕方について説明をした。

  • [研究(?)] 昨夜のこと、 群の随伴表現について思い出す。 (これについて調子こいて1ページにまとめた LaTeX のノートの日付をみたら May 15, 2001 だった。 日誌以前だな。)

    微分同相群 G の原点での接平面の元を g∈G で右移動したものも左移動したものも TGg の元。 だから何なんだ? 時刻 t での量と時刻 0 での量の間の等式を書き出してみる。 ∇×utt = gt (∇×u00) gt-1 が barotropic な完全流体なら成り立つ。 だから何なんだ? Salmon の保存量の計算を素直に解釈すると、 この等式が任意の G 上の径路で成り立つと読める。 ほんまかいな?

    [妄想] 流体の運動の発展方程式を 速度場の式として与えるのは 数学的には不適切じゃないのか? ∇×utt を基本ベクトル場に据えて考え直すほうが良いのではないか?

包帯暦1日(ギプス暦21日) 2003.11.10(月) 前日 当日 翌日 コメントする
  • ギプスを外した。 たまたまそこにいた橋本義肢の装具士さんが手際よく外す。 上手い。 主治医に包帯を巻かれた。 腱に沿って貼ってあるスポンジはそのまま。 足首の長腓骨筋腱まわりの固定は続く。 片杖ついて、 足に負担をかけないようにとのこと。 次の診察は3週間後の12月1日。
     とりあえず今日の待ち時間はえらく長かった。 11時30分からの30分の予約だったが、12時を結構まわってしまった。 患者の数がいつに無く多かった。 途中、 K さんの顔を見たおかげで、 イライラちょっと収まる。
    [予定] たのしい晩御飯…をいつにしよう?雨が恨めしい。

    19時過ぎに学生の義手制御プログラミングの進行状況を聞く。 プログラムを眺めて、 指導が必要と判断する。

  • [授業] 福祉システム工学演習(第7回)
    予定では足が自由になっているので、 まぁすぐにヒョイヒョイと歩けるわけなどないのだが、 ここ数回の連立一次方程式の計算のまとめと、 解に文字が残る場合 (すなわち行列が特異な場合) の数学的な意味 (行列の核空間 kernel) について板書、 解説 …はしなくてはなるまい。…と思っていたので実行した。 アドリブが混ざったので若干、板書に秩序が無かった。

    講義の後で某講義について別の学生からクレームがあがった。 「とにかく見に来て下さいよ」←それでは説明になってないぞよ。

  • [あーあ] 総選挙の結果を見ると、 二大政党制とはまだ言いがたいような気がする。 55年体制では社会党は政権の「もう一つの受け皿」というよりは 「カウンターバランス」としてのみ機能していた。 人数構成的にもそれで良かった。 今回の結果をみると 自民党と民主党の人口比が ちょうどこの頃の自民党と社会党の構成比に似ているのではないか という気がする。 (気がしているだけである。資料が見つからん。) 今回の選挙の結果、与党の絶対安定多数の状況+小泉首相では、 民主党の政策が実現する可能性は無いに等しい。 (小渕首相のあたりから数をかさにきて、 法案を強引に通す姿勢が与党側に定着してきている。) このままでは民主党の役割は「カウンター」でしかなくなる。 そうなると第二の社会党(現、社民党)になるかもしれない。
ギプス暦20日 2003.11.9(日) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 午前中は「ぼー」(またかい!)。 昼前にロイホ。 ひるめし+べんきょお+教育関連の覚書(下記)を書き付ける。 どう考えても Salmon が導入した、 初期時刻の摂動の時間微分 (∂δa/∂τ) というものに納得が行かない。 べんきょおを適当に切り上げて投票に行く。 そののち明日の授業の準備のために登校する。

    それにしても今回の選挙関連の報道の「まくらことば」が (ボクの勘違いでなければ) 主要地上波の全てのキー局で 「政権選択を争う」 になっていたのだが、 これは 「小泉政権のこれまでの施策の是非を問う」 という表現を巧妙に避けることによる agenda setting ではないか、とボクは穿った見方をしている。 つまり「テレビニュースの印象」の上では (1)小泉政権の景気を冷やす方向への経済運営、 外交姿勢における人気取り主義、 対米追従を直接に俎上に乗せることを避けて、 小泉に不利益にならぬようにし、 (2)自民党と民主党の対立を先鋭化して見せておいて、 わざと「二大政党」的な状況に誘導しようとしている のではないかと感じられるのである。 (これは「ニュース」の印象であり、 「討論番組」ではそんなことは無かったとは思う。 ただニュースの力は「くり返し」にあると思う。)

    夜。 力学関連の宿題の採点。 それにしても何故、力の計算結果に M2g2 が出るんだ? 系統的に同じ形のミス続出。 このミスの震源地は一体誰なんだ? 昭和時代の有名なギャグで言えば、 責任者出て来い!

  • [覚書] 木曜日の某講義に対するクレームに対して、 ボクが学生に説明した内容 (の背景になる考え方) を箇条書きにして並べる。 言うまでも無く、授業の際にこれらの項目をボクは意識している。 これをベースにして改善を求めていこうと思う。 多分、 板書の改善をするだけで、 印象がかなり変わるのではないか。

    講義の構成について
    • 授業全体の目標を次の3段階に分けて考えること (括弧の中は大雑把な達成目標の目安):
      (1) 知識の操作が出来ること
       (数学ならば教科書無しで計算を実行できること)、
      (2) 知識の参照が出来ること
       (数学ならば教科書ありで計算を実行できること)、
      (3) 知識を見た経験があること、
       (数学ならば図書館で参考文献を探し当てることができること)
    • カリキュラムの全体を見渡して、 自分の講義の位置付けを決めること:
      (1)「数学I」(1年):前項(1)に重点を置く
       微積分は技術屋の「読み書きそろばん」である。 3回講義1回テストを3セット実施した。
      (2)「福祉システム工学演習」(2年):前項(1)(2)に重点を置く
       4元の連立一次方程式を Gauss の消去法の考え方に基づいて、 行列が特異な場合も込みで、 系統的、アルゴリズム的に解けること(前項(1))。 また特異であることの数学的な特徴と意味付け、 固有値が0, 行列の kernel について知識を持つこと(前項(2))。
      (3)「シミュレーション設計学」(3年):前項(3)に重点を置く
       設計学I 「Lagrange系の数値シミュレーション」に必要な知識の総覧
       設計学II 「極配置問題」を題材に、 それまでに学習した力学や数学の項目の位置付け、 知識の応用の仕方の提示

    板書の構成・進行について(これは中学、高校のテクだな(^^;)
    • その日の講義の目標にあわせて、 板書の構成を予め見積もっておくこと。 一度、ノートにラフに書き出して 「自分が書く時間」 「学生が見て、書き写す時間」 を見積もっておくこと。
    • 「板書」の目的は、 後で見直したときに「知識のチャート」として機能すること。 学生は(優秀であっても)板書を写している最中は 板書の意味を取ることが出来ない。
    • したがって意味を取ることが重要なパートでは、 板書を写させる前に「手を止めて注目させ」なくてはならない。
      板書を書いて見せる目的は、 「チャート」を書き出すという作業を見せることで、 知識がどのように積み重ねられ、構成されていくかという 「過程」 を見せることにある。 この作業だけは、 教科書にある「完成図」では伝達できない「知」である。 講義をやる目的はこの為にあると言えるかもしれない。 PowerPoint のアニメーション機能での代替は可能かも。
      これは板書を写している最中でも止めること。 その場合は「書きかけの板書」を消さないこと。 その指示は大声で出さねばならない。 (大声はこれからの板書が「重要なパート」であると 意識させるための記号として機能する。)
    • 「チャートとして機能すること」が目標なので、 全ての板書を「止めて注目」させる必要はない。 むしろ要点を過ぎれば、ガンガン書いてガンガン写させること。 (というのもなんらかの作業が適宜差し挟まれていないと 学生は集中が落ちる。)
    • 「板書を写す」という学生の作業を考えれば、 板書は「前進」的に書き進めねばならない。 みだりに前に行ったり戻ったりしないこと。 このような板書の仕方は写す側に無駄な労力を強いる。 というのもノートに書いている最中には 黒板を見ることが出来ないので、 その最中に場所が飛躍した板書をされると、 学生は何が書き足されたことか判らなくなる。
    • 板書をはっきりと見せるためには、 文字は大きく書く必要がある。 22115教室なら数式は縦4行、横4列、 10911教室なら数式は縦6行、横4列が限度と心得ること。
    • 数式記号の定義は板書しておくこと。 言葉で言うだけでは、 見直すときに必ず判らなくなる。
    • 添え字は写し間違いが多い対象である。
    • 板書が列をまたぐときは続き方を明示すること。
    うーむ "Tips of the day" になっているなぁ。
ギプス暦19日 2003.11.8(土) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 今朝は「ぼーっ」としてるばかりではなく、 ちゃんと研究関連の計算もした。 Mathematica を使って保存量の変数変換の計算をして、 Salmon の論文の式を確認した。 εkmn δij (∂xj/∂ak) (∂xp/∂am) (∂xq/∂an) (∂ui/∂xp) (∂S/∂xq) = (∇×u)・∇S/ρ ただし a は質量座標でとってあり、 ρ=det(∂ai/∂xj) である。 ややこしい添え字の和を手計算で確認する自信はない。

    お昼。 ロイホで彼女とごはん。 いろいろと面白い話を聞かせてもらう。 「生まれる」系の話は聞くと心がなごむ。 最近、日記のネタふりが暗いものばっかりだったもんなぁ。 それから「日記見てるよ」と言われてビックリする。 え゛ー( ̄○ ̄;)。 確かに理大のトップページから辿り着けるけどね。 今日は2時からおけいこ、 4時からお仕事だそうな。 大変。

    Mathematica の計算ノートを整理しなおす。 いわゆるネットサーフィンにはまる。 養老孟司の番組を見る。

  • [日本の古典] 土佐日記 ― Tosa Blog ―
    紀貫之の「土佐日記」の原文、現代語訳がブログ形式で載っています。 いはく、「男も書くという日記(ゑぶろぐ)というものを、女もしてみよう(or女文字=仮名でやってみよう)ってことでやってみます。」

  • [名前] 先月の末に パラグライダーのともだちのところに女の子が生まれたそうだ。 一週間近く(以上?)名前で悩んでいるよ(^^;
ギプス暦18日 2003.11.7(金) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [葬送] 葬儀に参列する。 式の1時間ほど前に着く。 尊顔を拝し、 事実を納得せざるを得ない事を知る。 「お別れ会」は弔辞を次々に申し上げてゆくものであった。 ご家族の方々に 生前世話になったことに対する礼を 申し上げねばならなかったのだが、 ついにその機会を得ず。 実に失礼な仕儀となり、 後悔する。

     なぜにこうも長生きして欲しい人々が次々に と思うにつけ、 生死の理不尽さにくやしく腹立たしい思いが込み上げてくる。 位牌に抹香を投げつけた信長の気持ちは ひょっとするとこういうものかもしれぬ、 と思った。

  • [研究] ここ数日、 Salmon の証明を緻密に追いかけようとしてコケている。 彼の表現法での保存則は (∂/∂τ)(∇a×A)=0 ここで A は時刻 τ での速度場 u と流体座標の Jacobian の内積 Ai= uk(∂xk/∂ai) である。 アタマが悪いのは不便である。
ギプス暦17日 2003.11.6(木) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [哭] 応用数学科の玉村先生がお亡くなりになられた。 今日が通夜。 明日が葬儀。

    今朝、全学向けMLに投げられたメールを読んで大変驚いた。 昨日の事だそうだ。

     最後に声を聞いたのは先週の土曜日である。 日誌に記してはいない。
     朝からぼけぇぇっとテレビを見ながら過ごしていたら、 昼前に自宅に電話が掛かってきたと思ったら、 いきなり「看護婦さんと会って話をしてみないか?」 (まぁいわゆる「お見合い」みたいなものですね) と切り出すので面食らってしまったのだ。 (結局、その日のうちにその人と会ったのだが。) 以前から、ボクのことを気にかけて頂いていて、 初夏の頃にも一度そういう機会を設けてくださった。 (この話が出たときはちょうど父を最後に見舞った時期で、 病床で難しい顔をしていた父の耳元でこっそりと 「まぁ期待して待っててくれ」 とささやいたのである。 結局その人と会ったのは父の葬儀の後であった。) 電話口の玉村さんの声は結構張りが有って、 快方に向かっているのかなと思っていた。 そうだものだから、ついついボクも 「こちらが心配をしなくてはいけない病床にある人から、 逆に心配されてしまった、わははははははは」 と明るい声で受けてしまった。

    年初に酒を酌み交わしたのが懐かしく、 またマボロシのようにも思われる。 2003.1.7

    58歳ならば佳人薄命と言わざるを得まい。

    仕事が手につかない。
    明日は授業が無くて良かった。

    それにしても、この件のメールが携帯電話に すぐには転送されなかったのは何故だろう。 いつもは講義の後にメールを携帯でチェックするのだが、 今日は入っていなかった。 ドコモのサーバに30分以上も留め置きになっていた。

  • 学生から数学の講義がわかりにくいというクレームがあった。
  • [授業] シミュレーション設計学 II (第7回)
    今回も6号館5階実習室にて実施。 状態フィードバックの設計。 内容は2001.11.8にほぼ同じ。
  • 昨夜のこと。 雨が降っていた。 20号館の入り口のスロープで ついた松葉杖が滑ってしまい ギプス足を地面に強か突いてしまった。 就寝時には痛みも何も感じていないので大丈夫だとは思うが。
  • 昨夜のこと。 循環の保存則の Salmon の証明を LaTeX で書き写す。 関数に引数を書いていないので 若干 納得がいかない部分がある。 初期時刻に微小な Lagrange 座標の変換を施し 時刻 t の速度場にどれだけの応答があるのかを見ているので、 一種の応答関数を見ていることにはなっているようなのだ (が、 応答関数みたいなものを使って書き換える道筋は見えてない。)
ギプス暦16日 2003.11.5(水) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [授業] 福祉システム工学セミナー(第7週,前半第5,6回)
    関数のプロトタイプ宣言、 ポインタとアドレス、 配列。
  • だいぶ慣れた。 ちょっとした距離はけんけんで動く習慣ができた。
    外出時は ギプスにサンダルを荷造り用の布テープでグルグル巻きにしている。 今朝、10月23日に購入した布テープを使い切ってしまった。
    外出が不便なのでアクティビティは落ちている。 だからといって 日頃のデスクワークのペースまで落ちる理由には ならないのだが。
ギプス暦15日 2003.11.4(火) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [授業] 福祉システム工学実験(第6回) データ整理

    考え事ばかりで作業が進まなかった一日。

    それにしても足の怪我は両手が不自由になってしまう。

  • [研究] おおしだくんからの回答メールをもらう。 有難うございます。

     やはり系に仕事をしたときの手触りが (「体積粘性」ではなく) 「圧力」によるものだと 押すだけあるいは引くだけの1回の試行で判別する手立てが無いのは当然。 ということはやはり 「手触りは圧力による」と要請しないといけないのか。 力学的操作 (仮想変位、これは1回押す/引くだけの操作) に対する系の応答が明確でないといけないから。 (いまは Hamilton の原理から出発して運動を理解するために、 天下り的に与えねばならない最低条件について考察している。)
     完全流体の運動は 熱力学的に見れば微小断熱 cell 内部における断熱準静的過程と首尾一貫している。 つまり平衡系の熱力学の枠組みから一歩も外に出なくて良い。 少なくともそのような理解の仕方のルートがある。 (熱力学的に真面目な考察の別ルートがあるとしたら どんなものになるだろう?)

     音波を Lagrangian の摂動展開から出発して導出するルートを見つけられないのは、 正弦波が厳密解ではないせいなのだろうか? 音が日常的に聞こえているのに、 その explicit な厳密解を知らないのはくやしい。 それとも Riemann 不変量を手がかりに突っ切らねばならぬのか?
     まぁ海洋戦争マンガでも、 潜水艦を変温層の下に潜らせてソナーから逃げる なんて場面があるくらいだから、 メディアの分布ごとに振る舞いの変化するものを 一般論のまないたに乗せようというのが 方針として不適切なのか。 当たり前だよな。

     実は圧縮性流体の運動を一般論から攻めるのは、 実りが少ないんじゃないか?

ギプス暦14日 2003.11.3(月) 前日 当日 翌日 コメントする
  • [天気] 雨が降っている。 久しぶりだ。

    珍しいことに台風の中心の軌道がループを描いたので軌道のデータをスクラップ。

  • ニュースを見ると 「親が子(主に乳幼児)を殺した」 とか 「子が親を殺した」 とか殺伐としたニュースが続く。 今年の前半は 「七輪自殺」 とか多かったし。 命を粗末にし過ぎ。 まるで命がクルマや不動産や家具のような 「可処分所有財産リスト」 に載っているかのようだ。

    「出来ちゃった結婚」とは言っても 「授かった結婚」とは言わないことも、 命を 「可処分所有財産リスト」 に載っけてしまうことに通じているような気がする。

     倫理学的に考える、 すなわち行動の選択肢を提示するという見方で考えると、 生命を「可処分リストに入れるか、否か」 という分岐を考えることができる。 「他人を殺すことは何故いけないか?」という問いに、 「○○だから不利益になる」 と功利主義的な答えを与えようとすると 何らかの形で失敗、破綻してしまう。 なぜなら、 功利主義的な議論は 命を「可処分リスト」に入れるところから出発するので、 「殺すこと(処分すること)」が損得勘定 (あるいはペナルティ) の対象にならず、 「殺した結果(生じた事態、状況)」 に対する損得勘定(あるいはペナルティ)という形でしか 議論が組めないので、 たとえば自暴自棄型、 精神未成熟型 (つまり「大人」の判断力を期待できない人) の殺人に対して制止が効かない。 というか「殺す」という行為そのものに対する 抑止の理由を提示できないのではないか、 と思う。
     まず生命は「可処分リスト」に入れてはいけない。 (これは功利主義的には説明出来ない。) その上で「他者危害の原則」に拠らねばならない。 「他者危害の原則」は功利主義とは独立である。

  • テレビで「青い鳥」のミュージカルをやっていた。 この話をきちんと追いかけるのは、 実は初めてである。 「青い鳥は実は自分の家にいた」というオチは有名なのだが、 そのあとチルチルがその青い鳥を近所の子供にあげて、 その子が青い鳥を籠から誤って逃がしてしまう というのは知らなかった。

    まぁオチ(あるいは答え)を知る(知っている)ということは 物語の最大の敵だと、 いまさらながら思った。 結果が判ってつまらなくなるからではなく、 物語は物語る事に命があるからである。

  • [研究] Salmon の論文を久々に読む。 彼の particle relabeling symmetry は注意して読む必要がある。 Lagrangian ではなく、 ある径路に対する作用積分が 「(密度分布を変えない範囲での)初期状態のラベルの任意の貼り替え」 に対して不変なのである。 (という事は2002.12.6に書いた。 読み直すと「同じ流れの履歴で流す」と書いているが、これは誤解。 おそらくは「同じ流れの履歴で流す」ことになるのだが、 証明が必要な事項である。) Noether の定理とは異なる対象である。

    で、今日、読み直して気がついたのだが(をいをい!)、 この不変性の計算に際し径路の取り方に指定は無いので、 Euler 方程式の解(をあらわす径路)に制限された性質ではなく、 微分同相群の性質である。 ところが「任意の貼り替え」に対する不変性であるため、 かなり厳しい制限となっている。

    今日はその定式化を丁寧に追いかけて 「あらき語(何それ?)」 への書き換えを試みた。 途中で躓いた。 Lagrangian marker の Jacobi 行列の計算法が確立されていないためである (つまらんところでひっかかったな!)。 計算の本質は微分同相群の随伴表現 Adgξ, g∈G, ξ∈TeG の計算に他ならないはずなのだが…。

ギプス暦13日 2003.11.2(日) 前日 当日 翌日 コメントする
  • ぼーっと午前を過ごす。 タクシーでロイヤルホストに乗りつけ昼飯。
  • 俗に「保存量」と呼ばれているものの発展方程式は、 微分同相写像群の表現に過ぎない。 単位質量あたりのエントロピー S が 0-form 保存量、 密度分布関数 ρ が 3-form の係数 (質量 ρ dx1Λdx2Λdx3 が 3-form 保存量)、 (curlu)/ρ がベクトル場 TM の保存量。 基礎方程式そのもの、 あるいはその式変形で群の表現になるものは、 そんなに多くない。 particle relabelling は群の無限小の作用の言い換えである。 群の表現であるので群の上の任意の径路で成り立つ式である。 Euler 方程式を解くのには、あまり役に立たないように思われる。

    exp( (curlu/ρ)・∇ ) S という Ertel の保存量のオバケのような 0-form 保存量を思いつくが、 何の役にも立ちそうな気がしない。

  • NHK総合テレビの政党の幹事長クラスを集めた討論会を見る。 ここまで政策とその実現性に対して厳しい討論をしたことは、 これまでになかったのではないか? 資本制をとる社会の民主制に基づく政治としては 割とちゃんとしたものになってきているのではないかと思った。
ギプス暦12日 2003.11.1(土) 前日 当日 翌日 コメントする
  • 嫌な奴が夢に出てきて寝覚めの悪い朝。 午前中はぼーっとして過ごす。 (最近、これが多いな。)

    ぼちぼちとした一日。 終わりよければ全て良し。

    コンセントが足元にあるのはDQNではないだろうか、 という話が酒の席で出た。 まぁ居酒屋で調理のタレが足元のコンセントにかかって、 ブレーカが落ちたのは別として…(^^; コンセントの抜き差しの動作を考えると、 プラグの高さは足元より高いところの方が便利と思う。

    [追記 2005.1.1] これ嫁さんと初めて会った時の事です。


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