岡山理科大学

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last modified: 2009/07/01

社会連携研究推進事業
地域社会とのコラボレーションによるQOL向上の一体的アプローチ

プロジェクト代表者 工学研究科 教授 金枝敏明

目次

プロジェクトの概要

 岡山理科大学、地域産業、岡山県の三者の緊密な連携の下で、 わたしたちのQOL(Quality Of Life、生活の質)の向上を目指した共同研究、 開発を行い、地域社会の発展と活性化への貢献を目指すものです。
 本事業は次の三つのプロジェクトからなっています:
  1. 生活支援機器の高機能化によるQOLの向上
  2. バイオテクノロジーを用いた機能性食品開発によるQOLの向上
  3. 環境改善によるQOLの向上

プロジェクト1.生活支援機器の高機能化によるQOLの向上

プロジェクトの内容
 プロジェクト1は次の三つの研究・開発事業からなっており、 物理的、機械的に人体の活動のQOL向上を図ります:
  1. 衝撃吸収型人工関節の開発と骨頭の超精密切削加工、
  2. ウェアラブル要素技術を含むアクティブ補装具の開発と制御や装具の人間親和性・安全性評価の確立、
  3. 生体情報フィードバックや電気刺激等を利用した歩行支援システムの開発と知的制御法の確立。
1.では衝撃吸収型の人工関節の新規開発、股関節のCo-Cr-Mo合金製の骨頭の真球度ならびに加工能率を向上させるため超精密旋盤での加工法の開発を計画しています。 2.では、ウェアラブル空気圧機器に必須な小型ポンプの開発、アクチュエータとの一体化、人間親和性や安全性の評価法、アクティブ補装具のモデル化やシミュレーション、臨床試験を計画しており、空気圧ゴム人工筋を用いた肘、腰、膝のパワーアシストや、リハビリテーションのためのアクティブ補装具の開発・実用化を目指します。 3.では、これまでの電気刺激、生体情報計測、歩行分析などの研究成果を生かして、生体情報フィードバックや電気刺激を利用した歩行支援システムの開発、それの臨床応用、モニタ(被験者)による評価を行い実用化を目指します。
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プロジェクト2.バイオテクノロジーを用いた機能性食品開発によるQOLの向上

プロジェクトの内容
 プロジェクト2は次の三つの研究・開発事業からなっており、 生化学的かつ生理学的にQOLの向上を図ります:
  1. 食品素材からの生物活性物質の分離とバイオテクノロジーによる高機能性食品の開発、
  2. 食材廃棄物からの機能性物質の分離とバイオテクノロジーによる高付加価値化、
  3. 生物活性物質と機能性食品の、生理学的・生化学的な機能性評価と生化学的・遺伝学的安全性、更にヒト試験による安全性の検討。
食品素材の中には、食として摂取するだけで生物活性を示す物質だけでなく、生物活性を示す可能性のある物質が多く含まれています。本プロジェクトでは、バイオ技術を用いて食材中で未開発となっている生物活性物質の開発と機能性・安全性評価を行い、その生物活性物質の機能を利用する機能性食品の開発を行います。また食品製造の際に生じる廃棄物からも機能性物質の探索と分離を試みると共に、廃棄物の高付加価値により、再資源化を促進しゼロ・エミッションを目指します。
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プロジェクト3.環境改善によるQOLの向上

プロジェクトの内容
 プロジェクト3では、QOL向上に欠かせない環境問題の視点から、それに対応できる技術をハードとソフト両面から検討し、次の三つのテーマを軸に具体的な技術を提示します:
  1. 環境調和型表面処理技術の開発と輸送機器等への適用、
  2. 促進酸化処理法による環境汚染物質の分解・無害化、
  3. 産業副生物を用いた環境改善材料の作成とその利用。
1, 2についてわれわれは、生態系に有害なクロム、マンガン等の重金属を全く含まないマグネシウム陽極酸化処理技術や、有害物質の促進酸化処理法による汚染土壌・地下水の酸化分解処理技術を開発しました。 前者の技術は携帯電話等の軽量電子機器筺体の加工法として実用化されている。 また、省エネルギーを兼ね、CO2やその処理による環境負荷の削減をめざす。 3.では製鋼スラグ炭酸固化体の製造と製品化を行なっていますが、 現在、実証試験の段階まで進んでいます。 本プロジェクトでは、これらの技術の改善・改良にとどまることなく、さらに新規分野への応用・展開をはかり、地域産業界を通して、社会への貢献をめざします。 さらに、大気圏、水圏での環境改善技術を開発する上で、その機構を解明することが必要不可欠となる物質やエネルギー移動現象に着目し、環境指標の継続的な計測や、簡便なCO2測定法の開発、汚染物質や熱による拡散現象の数値解析法の研究を行います。
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共同研究企業、事業体

このプロジェクトは以下の企業、事業体の皆様のご協力の下に進めております。 トップに戻る

岡山理科大学参加教員

プロジェクト1.生活支援機器の高機能化によるQOLの向上
所属 研究者名 本プロジェクトにおける研究課題 当該研究の成果が共同研究プロジェクトに果たす役割
工学研究科教授金枝 敏明新型人工関節ならびに人工股関節骨頭の超精密・高能率切削加工法の開発新型人工関節と加工法開発に寄与
工学部教授木原 朝彦術前術後の肝臓造影超音波三次元画像の自動画像位置あわせラジオ波焼灼療法による肝癌の治療において、手術前後の画像を三次元的に位置合わせし治療効果などを判定することにより、手術精度の向上と手術時間の短縮を図り、患者のQOLを向上させる
工学研究科教授堂田 周治郎 ウェアラブル要素機器の開発とアクティブ補装具への応用小型ポンプ、人工筋、アクティブ補装具の開発に寄与
工学部教授内貴 猛劣化度等の情報を発信する人工関節の開発情報発信機構の開発に寄与
工学研究科教授林 紘三郎人工関節周囲の腱・靭帯のバイオメカニクス衝撃吸収型人工関節開発のための基礎知識の獲得に寄与
工学研究科教授山田 訓状況に柔軟に対応できる学習制御アルゴリズムの開発とアクティブ補装具への適用学習制御アルゴリズムの確立に寄与
工学研究科教授山本 敏泰生体情報能動駆動型FESシステムに関する研究能動型歩行訓練システムの開発と評価に寄与
工学研究科准教授赤木 徹也ウェアラブル装置用の小型制御機器とアクティブ補装具の開発アクチュエータ、小型制御弁、コントローラ、補装具の製作に寄与
理学部准教授尾崎 眞啓尿素センサ−を利用した透析効率の再検討透析患者のQOLの改善に寄与
工学部准教授小畑 秀明生体情報計測による商品デザイン開発の最適化筋電図等の簡易計測による生活支援機器開発の支援に寄与
工学研究科准教授藤本 真作腰部アクティブ補装具用アクチュエータの開発とその制御に関する基礎的研究左記課題の開発と制御法確立に寄与
工学研究科准教授松浦 洋司アクティブ補装具の強度評価および安全性評価ならびに新型人工関節の強度・機能評価生活支援機器や人工関節の強度・機能等の評価に寄与
工学研究科准教授松下 尚史生活支援機器の人間親和型制御法とその評価法の確立装着に適した安全・快適な制御法と評価法の確立に寄与
工学研究科講師久野 弘明FESのためのバイオフィードバック知的制御に関する研究生体情報利用の知的制御電気刺激システムの開発に寄与
工学部講師松宮 潔様々な環境下における骨強度の評価スムーズな骨切りデバイスや骨摩耗の少ない人工関節への可能性と課題の洗い出しに寄与

プロジェクト2.バイオテクノロジーを用いた機能性食品開発によるQOLの向上
所属 研究者名 本プロジェクトにおける研究課題 当該研究の成果が共同研究プロジェクトに果たす役割
理学研究科教授池田 正五DNA修復欠損細胞を利用した食品の抗酸化機能の生物学的評価抗酸化作用を持つ機能性食品の生物学的評価法の開発に寄与
工学研究科教授大塚 隆尚機能性細胞を用いるフードファクターの探索新規機能性食品の開発に寄与
工学研究科教授滝澤 昇豆乳を原料とする機能性食品の開発と、バイオテクノロジーを用いたおからの高付加価値化による有効利用法の考案の開発新機能性食品の創作と食材廃棄物の利用による環境負荷低減技術の開発に寄与
理学研究科教授田中 三男微生物を用いた環境低負荷型・資源循環型物質生産プロセスの開発微生物酵素を用いた未利用資源の有効利用法の開発に寄与
理学研究科教授益岡 典芳生体触媒の物質変換能力を高度に利用した機能性食品の開発および新規生理活性物質の探索ブドウ、イモ類からの新規生理活性物質の開発に寄与
理学研究科講師石原 浩二生体触媒の物質変換能力を高度に利用した機能性食品の開発および新規生理活性物質の探索大豆、穀類、海洋資源を原料とした機能性食品の開発に寄与
工学部講師原 啓文放線菌群による新規有用物質醗酵生産系の開発微生物ゲノムからの新規有用物質の開発に寄与

プロジェクト3.環境改善によるQOLの向上
所属 研究者名 本プロジェクトにおける研究課題 当該研究の成果が共同研究プロジェクトに果たす役割
工学研究科教授金谷 輝人環境調和型表面処理技術の開発と輸送機器等への適用生活環境の保全と省エネ化に寄与
工学研究科教授河村 実生超電導スーパーモータの開発および応用研究生活環境の保全と省エネ化に寄与
工学研究科教授クルモフ バレリー超電導モータの制御生活環境の保全と省エネ化に寄与
理学研究科教授猶原 順環境汚染物質の分解無害化生活環境の保全に寄与
理学研究科教授八田 貴環境汚染物質の微生物および植物による分解生活環境の保全に寄与
工学研究科教授平野 博之環境問題に関わる二重拡散現象の解明生活環境の保全などに寄与
工学研究科教授福原 実産業副生物を用いた環境改善材料の作成とその利用生活環境の保全と省資源化に寄与
総合情報研究科教授山下 栄次海洋における地球温暖化ガス(CO2,NO2)の挙動生活環境の保全などに寄与
工学研究科教授吉田 浩治柔軟全周囲クローラの開発生活環境の保全に寄与
工学研究科准教授笠 展幸新エネルギー用高効率発電システムの開発生活環境の保全と省エネ化に寄与
工学研究科准教授衣笠 哲也柔軟全周囲クローラの開発生活環境の保全に寄与
工学研究科准教授桑木 賢也環境汚染粒子状物質の熱流動解析生活環境の保全などに寄与

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